2009-08-12(Wed)
■ [spinning][紡ぎ方]快適なカーディングのために 
ハンドカーダーでカーディングをするときに、やっておかないといけない下準備があります。それは解毛 毛ほぐしのことです。
ステイプルのまま、ハンドカーダーに乗せて、カーダーでほぐそうとすると、結構大変です。根元にセカンドカッツ(二度刈りした短い毛)やらネップやらがあると絡んでカーディングしにくくなります。なので、カーディングする前にステイプルをほぐす作業をします。
ステイプルの状態。毛先と根元を確認しておきます。
毛の向きはそのままで横に広げるようにほぐします。こうやってほぐすと、毛に入っていた細かいごみもきれいに取れますし、ネップもとることが出来ます。
ほぐした毛をカーディングしたもの。これは3回梳きました。回数も少なく、また毛にいらない力をかける必要もないので、繊維も傷みません。
このちょっとした一手間がカーディングの作業を楽にしてくれます。
奈良のダイソーで除虫菊のお花を探しましたがありませんでした。とりあえず手作りしていただいたもので練習してみようと思います。
タクリはフック部分にぶつんぶつんと引っかかりつつ紡ぐものだとばかり思っていました・・・。
削った後は平面的なかぎ針のようですね。
1つ前の記事にある写真の糸を目標に練習しよう!と決意を新たにしました。
スピンハウスポンタさんのまだら染めの羊毛を購入しました。羊毛を少しずつとってほぐしてカーダーにのせているのですが、毛先と根元の向きがそろっていないといけないのでしょうか?どちらかよくわからない部分もあるのですが…。
teaさんの動画をみて左手のハンドカーダーの持ち方が間違っていたことに気づき、持ち替えてみたら以前よりふんわり空気を含んだ感じになりました。ただ右側のカーダーに全部は移って行ってくれないのはなぜでしょう?
紡ぎ記事いつも一生懸命読んでいます。これからも色々教えてくださいね。
夏休みしかのんびり(いえ、夏休みでさえものんびり出来ないのはよくわかっているのですが)できないですけれども、それでもあれこれ講習やらお忙しそうなので、大丈夫かと心配しておりました。地震のときは高層にいらっしゃったんですね。確かにビルの高いところは揺れますよね。
あのお花、ダイソーには扱いがないのか、探せませんね~。
★オーストリッチさん
ツイッターではあれこれと、紡ぎの様子を覗いています。
タクリで紡ぐのって、結構難しいと思います。慣れてないと、あの重さにちょいと指が離れたときに、倒してしまって切れちゃったなんてこともあります。
綿紡ぎのコツですけれど、左手の篠を引くスピードが鉤です。もちろんタクリは回ったままずっと紡いでいくのですけれども。ゆっくり引くと太めの糸、速く引くと細めの糸が出来ます。
★Mollyさん
カーディングのときのステイプルの毛の向きですが、分かる方法があります。根元から毛先へ向かって指でなでてみてください。また、毛先から根元へ向かって指でなでてください。違いがはっきりわかりますよ。人毛と同じで羊毛もキューティクルを持っているので、逆毛を立てると、引っかかります。
なるべくそろえたほうがいいですけれども、ローラッグにして紡毛糸を紡ぐときはこれは向きも考えなくても大丈夫ですから。
それと、右のカーダーに全部移らないのは、右のカーダーよりも左のカーダーのほうが上に上がってしまっているからです。横から見て、左のカーダーを右よりも下げるようにすると、毛はきれいに移りますよ。
プーニーのカーディング、考えたことなかったです。あれはてっきりスラブヤーンを紡ぐものだと・・・使ったことはないんですがスライバーだとストレートになるのかなとぼんやり考えてました。カーディングしちゃうんですね。そのあときつく巻けばいいのかな・・・手が治ったらやってみます。
タクリといいプーニーといい、完成品だと思っていたので、それに手を加えるっていう発想がなかったです。道具はカスタマイズしてこそ道具だと思ってるんですが、まだまだですね。
金工用のやすりかサンドペーパー、100円ショップで探してきます。早く羊に触りたいけど、ここはぐっと我慢です。完治したら好きなだけ紡げますしね。それまではちくちくクロスステッチ三昧。こっちもどれくらい進むか楽しみです。
頑張ってやってみてくださいね。カーディングはちょっとしたコツで上達できますよ。
★susugiさん
今までタクリまで加工するとは考えていませんでした。でも、包丁だって自分で研いでしまうくらいだから、タクリも削ることができるかなと思って挑戦してみました。
削ってみたら、思ったよりも大変でなくて、楽に形をかえることが出来ました。
プーニーのカーディングは、やっぱりコットンは篠(ローラッグ)で紡ぐのが普通なので、トップの状態のまま紡ぐのはだめでしたね。糸の太さの調整がやりにくくて仕方がないんです。繊維長を考えると、当たり前の話なんですけれどね。
アナンダさんで出ているプーニーはすでにローラッグにしてあるようなので、それはそのまま紡げばいいかと思います。