2009-09-15(Tue)
■ [spinning][紡ぎ方]自作スライバー DIZを使って 
なゆたさんがスライバーを作るのに確かボタンを使っていらっしゃったと思い浮かんで。
あれ、なんていう道具だっけ???ということで調べてみました。
DIZ ディズです。
カカラウールワークスさんではとっても高い。
いえ、もちろんとってもおしゃれだし、素敵だし、持っていたいと思う道具の一つではあるんですけれど。でも、入荷まで待てないし。ということで、作っちゃいました。
普通のそこらへんにある、空き瓶の蓋です。
目打ちで穴を開けて、裏側に出てくるバリをちょっと叩いて平たくして、ひっかからないようにしました。
DIZの使い方
まず、ハンドカーダーを使って、ステイプルをほぐします。
このとき、根元と毛先の向きを揃えて、なおかつ覚えていること。
穴が3つ。大きさは大きいものから順に4mm、2.5mm、1.5mm
本物の穴は5mm、2.4mm、1.5mmになっています。
まず一番大きな穴に、カードがけした羊毛を根元の方から通します。
とおす向こう側の羊毛をちょっと引っ張って、ずぼっといきなり抜けないように注意すること。
大きな穴に通した後のスライバー。まだまだ太いです。
2番目の穴に通した後のスライバー。
若干細くなってきました。
一部分で通りにくくなったりするので、それはDIZの向こう側と手前側で少し伸ばすようにして引っ張るときれいに通ります。
一番小さな穴に通した後のスライバー。
太さも均一になってきました。
これでフリースからカーディングした羊毛もすんなりと梳毛糸に紡ぐことが出来ます。根元と毛先の向きが決まっているので、根元から紡ぐとするすると調子よく毛が出てくるので、とても紡ぎやすいです。
最近グループに入ったのですが、その前からteaさんの記事やHPを拝見していて、いろいろと勉強させて頂いていました。
こういう風に自分でスライバーを作る方法があるのですね!
私はいつも「セミ梳毛糸」で紡ぐのですが、カードがけした状態のままだとうまく持てなくて途中で絡まってました。
ローラッグ状にすればどうかと思って、繊維の向きを縦にしたローラッグを作ったりしてました(持ちやすくはなったけど、やはり繊維は絡まります)
なので、自分でスライバーにできれば良いのに・・・とずっと考えていたんですが、やはり先人の知恵は素晴らしいです!
はじめまして。手紡ぎをなさっていらっしゃるということだったので、おそらく私のサイトや日記をご覧になっていらっしゃるかなと思いました。参考になったら幸いです。
自分で作るスライバー、私も「ふわふわひつじぐも」のなゆたさんが紹介してくださらなかったら、やってみようと思わなかったです。というのも、普段はサポートスピンドルで紡ぐので、ローラッグにしても、カードがけした羊毛であっても、糸を横に引いて紡ぐので、絡んでくるということがなかったからです。
でも、このやり方を使うといろんな糸が作れそうだし、楽しいですね。
サポートスピンドルは横に引くんですね。知らなかった。
最近5円玉スピンドル作ってみたんですが、上に引くと一度に引ける長さが短いなと思ってたんです。
teaさんが紹介されていた毛の持ち方も、ドロップスピンドルだとイマイチだったのも理由がわかりました。
どれもteaさんのサイトに書いてあることなのに、読んだつもりになってました(反省)
5円玉スピンドル、作られたんですね。
細番手の糸を紡ぎやすいスピンドルだから、どんどん紡ぎも楽しくなってくるんじゃないかしら。
初めは糸をいきなり横に引くのって難しいので、斜め45度くらいに上のほうに引いてみてください。
慣れてくると糸を横にして、スピンドルも左側に少し倒して紡ぐと紡ぎやすいですよ。
化粧水も参考になさってくださっていたんですね。うれしいです。