2009/07/17
初Phildarだけど英語版
Phildarから素敵なものを編んでいる方がたくさんいるし、サイトでも本の中身がみられ、かっこいいデザインの作品が多いこともあって、以前から興味津々でした。昨年の夏に1冊、フランス語版を買ったのですが、真面目な話、最初に何目つくり目をすればいいのかすらわからない状態で(笑)、学生のときに第二外国語はフランス語にしておけばよかったのではないかと激しく後悔しました。
しかし、ならば英語版があるじゃないか!というわけで(ちょっと日和ってますが一応)初めてのPhildarです。
Pull #009-T8-258
- パターン
- Pull #009-T8-258
- Phildar № 009, Mode Hiver 2008/2009より
- Lサイズ
- デザイナー
- Phildar Design Team
- 使用糸
- パピー カルカソンヌ 2本取で10玉ちょうど使いきり(5mくらい残った)
- 綿・麻混紡の、スラブヤーンです。
- 使用針
- 10号、8号、6号
- たぶんちょっと指定より細い針だと思うけど、手がゆるいのでゲージはちょうど
- 変更点など
- 今回はまったくなし。
このプルオーバーを編もうと思って糸(カルカソンヌ)を買ったわけではなく、当初は別の、もうちょっと薄いさらっと着られるものを編むつもりで買いました。早速スワッチ編み始めたのですが、その時点で「スラブって編みにくい・・・」「全然進まない・・・」とかなりブルーに。こういうパターンは、買ったらすぐに消費しないと在庫化する確率が高いし、どうしたもんだかと思い悩み始めたとき、「そうだ、2本取だ」と思いつきました。しかしいくら綿麻混紡のサラっとした素材といっても、さすがに2本取では暑そうだと思うので、「風通しのよい大きめシルエット」「半そで」「Vネック」という条件で、なんかよさそうなのはないかなーと考えつつ、手持ちの本を眺めていたらこれがあった、という感じです。
本体は10号で編んだので、非常に進みが早く、正味1週間くらいで完成しました。全体がAラインなのと、ラグラン袖ということもあって、上に行くほどどんどん目数が減っていくので、ゴールに向かって編んでいて楽しいのです。そんなわけで、パーツは順調に出来上がりました。
Phildarの作品を編んでいる方のブログを拝見すると、「ゴム編み部分は別に編んで、本体に綴じつける」と書いてあります。直接目を拾うのでなく、後から作るのだと。今までそういう風に編んだことがなかったので、ここは先達の知恵を!!!とばかりにブログを読みまくって予習してから臨みました。しかしまあ、いろいろあって一筋縄では終わらず、少しばかり苦労もしました(輪で編んでいた襟が編み終わった!と思ったら、メビウスになっていたり)。
結局、綴付けは糸がデコボコしているという特性もあってか、十分に綺麗には出来なかったのですが、手がゆるくて目がダルダルになりやすい私としては、この方が襟元がキチっとできあがり、なかなか合っている方法じゃないかなと思いました。まあ、夏なんで、多少デコボコしてても味ってことで。
肝心の着心地ですが、袖がかなりゆったりしているので思ったとおり涼しいです。しかし、袖の付け根の部分は比較的細めに出来ているので、単なるブカブカという感じでもなく、全体的にはスッキリ見えます。また、Vネックの開きは下に1枚重ねなくても大丈夫な程度の開きで、何か重ねてもいい感じになりそうな、ちょうど良い按配。さすがに良く出来ているというか、やっぱり本の印象どおり、オサレにできてるもんだわと思います。・・・で、調子に乗って、同じモノをもう1枚、色違いですでに編み始めています(笑)
それにしても写真がなあ。早くパソコン直ってこないかなあ。